「2020年3月9日に発動されたサーキットブレーカーって何?」
株式や投資信託を始めたばかりの方は、ここ最近の株価暴落に驚いているかもしれません。
そんなとき、2020年3月9日にさ「サーキットブレーカー」が発動されたので、簡単に概要を説明したいと思います。
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サーキットブレーカーとは?
これは、私のSBI証券口座に表示された画面です。
このように2020年3月9日に米国株式市場において、サーキットブレーカーが発動されました。
先物市場やオプション市場などで相場が大きく変動し、過熱してきたときに取引を一時中断することで投資家の過熱感を鎮め、冷静な判断の機会を設けるために取引所が講じる措置のことです。
サーキットブレーカーの制度は、ブラックマンデー(1987年)をきっかけにニューヨーク証券取引所で取り入れられました。なお、東京証券取引所では、1994年から導入されました。
SMBC日興証券HPより引用(2020年3月10日)
今回のように、急激な株価暴落などで一時的に取引が中断される処置ですね。
投資家たちに、「一旦冷静になれ」という時間のようですね。
サーキットブレーカーは発動すると、商品や取引所によっても異なりますが、およそ5〜15分間中断されます。
今回の米国株式市場では16分間の中断でしたね。
その後は、再度市場がスタートすることになります。
サーキットブレーカー終了後は、。前場や後場が始まる時と同じ「板寄せ」という方式が採用されるようです。
主な発動事例(日経225の場合)
日経225の主な発動事例を参考までにご紹介します。
・2001年9月 アメリカ同時多発テロ
・2008年8月 リーマン・ショック
・2011年3月 東日本大震災
・2013年5月 アベノミクスの一時的な反動
など、数年に1回は大きなイベントをきっかけに発動されています。
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暴落に惑わされずに行う投資スタンス
「サーキットブレーカー」が発動するような事態は、非常事態のようで投資家とすればなにか怖いですよね。
しかし、インデックス投資の積立投資により、長期的な資産形成を目指す個人投資家にはほとんど影響ありません。
むしろ、「ドルコスト平均法」で購入している限り、一度株価は下がってくれたほうが、口数が購入できるため、株価が戻った後にリターンが得られます。
あくまで、コツコツと積立投資を続けることが、看護師(私個人)などの一般人には見合った投資手法であるとあらためて実感できます。
しかし、このような株式市場の暴落が実際におきてくると(2020年3月10日現在よりさらに低下するかもしれません)、しっかりと現金を保有して自分の資産配分を守り、暴落時の備えをしておくことが、最も投資を続ける上で重要であると本当に実感できますね。
今後も「サーキットブレーカー」が起きようと、株式がさらに暴落しようと、自分の投資スタンスはかえずに、長期的な視点で資産運用を続けていきたいと思います。
まとめ
今回は、数年ぶりに「サーキットブレーカー」を経験したので、サーキットブレーカーについて簡単に解説しました。
知識がないと、ただただ不安になりますが、知識と備えがあればそれほど悲観的になる必要はありません。
しっかりと、リスク許容度を考えながら、資産運用に取り組んでいきたいですね。
少しでも参考になれば幸いです。