今回は「資産」が「資産」を産むことについて考えてみたいと思います。
看護師や医療職の勉強をして、「資産」について学んだことはないと思いますし、理解がないのは当たり前です。
しかし、資本主義社会の日本(ほとんどの世界)にいる限りにこの考え方で豊かになっていきます。
だれでも「豊かな老後」「お金に困りたくない」とは思っていても、「資産が資産を産む」ということは考えていない方は多いと思います。
ちょっとした知識が豊かな生活への近道だと思いますので、考え方を簡単にまとめてみました。
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資産が資産を産むとは?図を使って簡単に理解
「リベラルアーツ大学」というとろこで公開している図で、掲載許可もありますのでお借りしました。(見にくい場合は図をクリックして拡大してください)
リベラルアーツ大学より
とてもわかりやすい図ですよね。
なんとなくでもイメージをつかんでいただいて、少し解説したいと思います。
このように、ニワトリ(資産)が大きくなったり、増えることで、「自分がなにもしなくても勝手に資産が増えていってくれる」仕組みがあると、経済的にはかなり楽になるということです。
給与所得だけでは豊かになりにくい
看護師や医療職の場合、病院やクリニックに所属して、会社から給料を得ていると思います。(世の中のほとんどの労働者はそうですよね)
もちろん給料によってはそれだけで生活はできると思います。
しかし、もらった給料を全て生活費や固定費(スマホ代や保険代、家賃など)、娯楽費、最低限の貯金だけにしていると、自分以外に稼いでくれるニワトリを産むことはできません。
看護師はとてもいい仕事だと自覚していますし、給料も高くはないですが、低すぎて生活できないほどではないですよね。
看護師の給料(収入)の平均は?源泉徴収票から自分の年収も理解
だからこそ、もらった給料でどうにかしている(できている)人が多いと思います。
もし仮に、自分が寝ていても、休んでいても、退職したとしても「勝手に稼いでくれるニワトリ」がいたら(その額が少額だとしても)精神的にも、経済的にもだいぶ豊かになれるのではないでしょうか?
そのために、自分の給料以外から収入源を持つことが大事になってきます。
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金持ちがさらに金持ちになる世界
テレビをみていても、大富豪の豪邸や生活をネタにして放送している番組などありますよね。
それだけ一般人の方が、憧れていて、うらやましくて興味があるから放送されるそうです。
もちろん、お金持ちの方は事業で成功して、そもそもの給料が高いことが根底にあることが多いです。
しかし、先ほど説明したように、「給料」だけではそれほど豊かになりません。
数年前に大ヒットした経済書籍に、ピケティ氏の「21世紀の資本論」という本があります。
かなり分厚くて難しい本ですが、結論として言われいてるのが、以下のような内容です。
r>g
r=資本収益率
資本から収益をどれだけ得られるかを示しています。
g=GDP成長率
GDPは、国民がどれだけ生産物を算出できたかを表しています。
これだけではよくわかんないですよね。
いわゆる「g」のように労働で得られるものより、「r」として資本から得られる利益のほうが大きくなっているということです。
いくら労働しても、資産がある人のほうが収益は大きくなる、そのため経済格差が広がって、資産家がどんどん豊かになる世の中である。
と膨大なデータから結論づけた書籍です。
理屈は想像できても、客観的な膨大なデータから示して、確定させたことがとても評価されたようです。
これがいいことなのか、悪いことなのかはおいておいて、これが現在の資本主義者かの現実ということになります。
だから、金持ちは「資産」さえ増やしていけばさらに金持ちになっていくという仕組みができあがるわけです。
看護師でも資産家になる方法
ここで看護師や一般職のように平均的な給料を得ている人々に戻ります。
私たちは「給料」で生活している以上はこのような資産家になれないのでしょうか?
もちろん収入が大きい方が資産をもちやすいのは当たり前です。
しかし、現在は「ネット証券」「国の優遇制度(自分で資産を築いてほしいからですが)」などのおかげで、少額からでも「資産家」になることができます。
先ほどのニワトリの図のなかでも書いてありますが、私たちが所有することができる資産をまとめてみます。
株式:証券口座から少額で購入可能(NISAなど優遇制度あり)
債券:証券口座から少額で購入可能(NISAなど優遇制度あり)
投資信託:証券口座から少額で購入可能(NISAなど優遇制度あり)
不動産:投資信託として販売されているREITというものもあり。実際に物件を購入することが一般的。
不動産はどうしてもまとまった資産が必要になりますが、株式や投資信託はネット証券を使用して無料で購入することも可能です。
現在は「つみたてNISA」や「iDeco」などで、資産をこうにゅうするための優遇制度もそろってきています。
このような制度やネット証券を利用すると、100円〜でも資産は購入することができます。
「資産家」は誰でも簡単になれる世の中になり、ひと昔前と違い「資産家」へのハードルは下がっているわけです。
もちろん資産家でも小さい資産ではたいしたものは生まれません。
つみたてて資産運用を行っていくには、得られた資産(ニワトリが産んだ卵)を自動的に再度投資(ニワトリに餌を与えて)して、どんどん資産を増やしていく仕組みが一般的であり、効果的に資産を増やすことができます。
そのほかにも、資産運用の方法として、図のように、ニワトリが産んだ卵でスマホ代を払うように、「配当金」を得てそれを再投資せずに生活費にあてることも可能です。
*分配型の投資信託はぼったくり投資信託が多いので、配当金にだまされないようにしっかり商品選定は必要です。
ここでは詳しく説明しませんが、私は「米国高配当ETF」という投資商品から「配当金」を得ています。
ただ、結局小さいニワトリでは少しの卵しか産みませんので、大きいニワトリを育てていき、何年もしてから(老後でも)大きいニワトリになり、たくさんの卵を産んでもらうことを期待しています。
「給料」が高額でなくても、コツコツ「資産」を購入していけば、自分以外にも収入を得てくれるニワトリを大きくすることができるわけです。
長期運用になりますが、資産が増えていってくれることは嬉しいですし、やるとやらないでは数年後に大きな違いを産みます。
効率的にコツコツと資産形成していく考え方は以下のサイトも参考にしてください。
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まとめ
今回は「資本家」として「資産が資産を産む」原理や考え方についてまとめてみました。
「看護師=資本家」というイメージはないかもしれませんが、ある程度の給料を得ている人であればだれでも「資本家」になれる時代です。
まずは資産(ニワトリ)を育てることで、自分の労働以外から収入を得ることの重要性を理解することが大事ではないかと思います。
このような「資産が資産を産む」ということを考えたことがなかった方は、少しでも参考にしていただけたら幸いです。