安定の成長!米国株式投資ー3つのオススメ商品(2020年版)ー

(2020年2月11日最終更新)

「資産運用に興味があるけどいろいろ考えるのが大変」

「米国株式投資に興味があるけどどの商品を購入したらいいのかわからない」

そんな思いをもった方に向けて記事を書いてみました。

資産運用を行うには、「長期運用」「低コスト」「分散投資」が基本といわれています。

分散投資をする上で、1つの国に集中するより、様々な国に分散したほうがリスクが低いと考えられますが、唯一米国株式投資に集中する一般投資家は多く、とても人気の投資手法になっています。

そんな米国株式投資がなぜ人気で、どのように行えばいいのかまとめてみました。

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最も安定した値上がり!米国株式投資

米国株投資は、全世界株式に比べて分散投資できないため、リスクが高い印象があると思います。

以下の図から全世界株式の国別割合をみてください。

全世界株式市場の国別割合

全世界株式に連動した資産運用を目指す「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」より

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20200125.pdfより引用

見ていただくとわかるように、全世界の株式の55〜60% 程度は米国が占めています。つまり、全世界株式に分散しているつもりでも、米国にほとんど左右されるということになります。

それほど米国の株式の影響が強いのですが、実は米国単体の株式の変化のほうが高いリターンが狙えると言われています。

もちろんこれまでの実績からですので、今後はどうなるかわかりませんが、それほど堅調で投資利回りが高いので、リスク資産である株式100%は米国1本で運用したほうが合理的と考える方々が多いのも納得できます。

この米国の株価指数がどれほど堅調に成長しているかを以下の図で確認してください。これはS&P500という指数ですが、150年ほど前からも右肩上がりで成長しているのがわかります。

米国の株式市場の豊かさを物語っていますよね。

https://www.multpl.com/s-p-500-historical-pricesより引用

そして、全世界株式のインデックスファンドに比べ、米国株式のインデックスファンドのほうがさらにコストが抑えられているので、リターンが狙いやすいことが人気の理由です。

そんな米国の株式市場を丸ごと購入できるオススメのインデックスファンドを3本ご紹介します。

おすすめの米国株式インデックスファンド3選

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

詳細をまとめてみます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

大人気のeMAXIS Slimシリーズの米国株式(S&P500)はS&P500に連動するインデックスファンドです。

S&P500とは?

主要上場市場が米国の取引所の米国企業で、流動性のある大型株から、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する上位500銘柄(よくニュースで聞く「ダウ平均」は、このなかで上位の30銘柄のみです)

S&P500は”時価総額”の大きな銘柄で構成され、時価総額を指数化しています

つまり、AmazonやAppleなどの超巨体米国企業500社に分散投資できるわけです。

このS&P500は先ほどお示ししたように、150年ほど前からも右肩上がりで成長している株価指数です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
設定日 2018/07/03
資産クラス 米国株式
対象インデックス S&P500
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.0968%
純資産総額 552.48億円(2020/2/5)

<組入上位銘柄>

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253266/253266_20200125.pdfより引用

<純資産総額の推移>

https://emaxis.jp/fund/253266.htmlより引用(2020/02/06)

米国の株式(500社)に分散投資投資でき、信託報酬が0.0968%と全世界株式よりも驚異的な低コストです。

純資産総額も順調に増えていて、2020年2月5日時点で552億円以上と圧倒的です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の特徴

・米国株式市場で時価総額上位500銘柄で構成されているS&P500に連動した商品

・過去150年にも渡り、右肩上がりの成長を示している株価指数

・純資産総額も順調に増加し全世界株式よりも圧倒的に高額、信託報酬もさらに最安値

・eMAXIS Slimシリーズは信託報酬の値下げ実績が豊富であり、今後も値下げする可能性がある(期待値が高い)

これほどメリットが多いため、全世界株式よりも米国中心の投資家が多いことも納得できますね。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2019で第2位に選ばれている、実績と人気を兼ね揃えています。

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楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)

2つ目は「楽天・全米株式インデックスファンド」通称「楽天VTI」と言われる投資信託です。

全世界株式で登場した「楽天VT」と似ていますが、こちらは米国のみに集中した商品です。

楽天VT同様に、「バンガード」が提供している人気ETFである「VTI」と同じ値動きを目指した投資信託が楽天VTIになります。

S&P500は米国市場の上位500社でしたが、楽天VTIは、大・中・小型株約4000銘柄ほぼ全てに投資できる投資信託です。

魅力は米国の中小型株への投資が可能な点ですね。

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)の基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
設定日 2017/09/29
資産クラス 米国株式
対象インデックス CRSP U.S. Total Market Index
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.162%
純資産総額 835.91億円(2020/2/5)

<組入上位銘柄>

http://doc.wam.abic.co.jp/ap02rs/contents/pdf/9I312179_m.pdfより引用

<純資産総額の推移>

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000FHD2より引用(2020/02/11)

信託報酬が0.162%と十分低コストですが、先ほどのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりはコストがかかっていますね。(株価指数が違いますからね)

純資産総額も順調に増えていて、2020年2月5日時点で835億円以上とさらに高額です。

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)の特徴

・米国の株式市場で大・中・小型株約4000銘柄ほぼ全てに投資できる投資信託

・純資産総額も順調に増加し、835億円以上と圧倒的な安心感

・信託報酬は0.162%と、十分な低コストを実践

・世界的な投資運用会社のバンガード社と共同した商品

バンガード社の人気ETFであるVTIに連動した投資信託ということであり、設定当時はかなり話題になりました。

米国の大企業だけでなく、中小企業にも分散投資できることが特徴ですね。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2019で第6位に選ばれていて、今だに人気の商品になっています。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

3つ目は、最も最近に設定された「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同様にS&P500に連動する投資信託です。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、バンガード社のS&P500ETF(VOO)と共同して同じ値動きを目指した商品です。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドの基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
設定日 2019/09/26
資産クラス 米国株式
対象インデックス S&P500
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.0938%
純資産総額 162.56億円(2020/2/5)
主な販売可能会社 SBI証券

<組入上位銘柄>

https://doc.wam.abic.co.jp/ap02rs/contents/pdf/89311199_m.pdfより引用

<純資産総額推移>

https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/detail/achievement.do?Param6=189311199より引用(2020/02/06)

信託報酬が0.0938%と最も安いコストになっています。

設定したばかいですが、純資産総額も順調に増えていて、2020年2月5日時点で162億円以上になりました。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

・米国株式市場で時価総額上位500銘柄で構成されているS&P500に連動した商品(バンガードETFのVOOと連動)

・S&P500は過去150年にも渡り、右肩上がりの成長を示している株価指数

・純資産総額も順調に増加し、信託報酬は最安値を更新

・設定日から日が経っていないため、今後の経過に注目

2019年に設定されたばかりで、様子見の投資家もまだ多い中、圧倒的な低コストで純資産総額もあっという間に増えていきました。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2019で第10位に選ばれていて、今後要チェックの商品です。

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比較してみると・・・

3つのオススメ投資信託を比較してみます。

ファンド名 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 楽天・全米株式インデックス・ファンド SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
設定日 2018/07/03 2017/09/29 2019/09/26
資産クラス 米国株式 米国株式 米国株式
対象インデックス S&P500 CRSP U.S. Total Market Index S&P500
購入手数料 0%(ノーロード) 0%(ノーロード) 0%(ノーロード)
信託報酬 0.0968% 0.162% 0.0938%
純資産総額 552.48億円(2020/2/5) 835.91億円(2020/2/5) 162.56億円(2020/2/5)
主な販売会社 楽天証券、SBI証券 楽天証券、SBI証券 SBI証券

どれも低コストを実践し、純資産総額も安定している優良商品になります。

特徴も違いますので、自分の好みで選んでも「失敗しない」商品であることは間違いありませんね。

まとめ

最も安定した成長をみせる米国の株式市場のすごさがわかったかと思います。

米国1本にはなりますが、構成銘柄では分散投資できていますし、何より運用コストが驚愕の低コストを実践してくれています。純資産総額も高額と安定です。

米国1本への集中投資は好き嫌いがあるかもしれませんが、リスクをコントロールできれば十分手堅い利回りが狙える優良商品がこの3つになります。

投信ブロガーにも人気で、ベスト10に3つがランクインしているのもうなずけますね。

米国株式に興味がある場合は参考にしていただけると幸いです。