信託報酬だけでは不十分!?投資信託の実質(隠れ)コストの確認方法

「投資信託って信託報酬を確認していればいいんじゃないの?」

「実質コストを確認するべきって聞いたけどなに?」

今回は投資信託のコストについて、信託報酬だけではわらかない「実質コスト」についてご紹介します。

投資信託選びのポイントとしては、「購入手数料」や「信託報酬」が重要であると以下のサイトでもまとめています。

失敗しない!オススメの投資信託商品まとめ(2020年版)

基本的には「購入手数料」は無料のノーロードファンドを選べばいいので迷いません。

そのため、「信託報酬」が商品ごとのコストを比較するときに重要になりますが、実際に運用して販売されると、想定していた信託報酬以上に「実質コスト(隠れコストを含んだコスト)」として手数料がとられています。

この実質コストについて解説します。

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実質コストとは?

投資信託のコストには「販売手数料」「信託財産留保額」と「信託報酬(運用管理費用)」があります。

これらの費用は、投資信託が設定されると公開されている「目論見書」で確認できます。

しかし、投資信託は実際に運用してみないとわからない費用があります。

それが実質コスト(隠れコスト)といわれ、信託報酬同様に、投資信託を購入している間、常に発生するコストになります。

実質コストは「運用報告書」で確認することができます。

実質コストの内容

実質コストは「運用報告書」で確認できる

・売買委託手数料

・有価証券取引税

・その他の費用

この3つの隠れコストに「信託報酬」を加えたコストを「実質コスト」と呼ばれています。

運用してみないとわからないコストですので「運用報告書」でしか確認できません。

つまり、「目論見書」はあっても「運用報告書」がまだ確認できない設定まもない投資信託は「実質コスト」がわからないため、思っていたより割高なコストである可能性があります。

そのため、投資信託を購入するときは、その商品の設定日から1年程度経過して、「運用報告書」が確認でき、「実質コスト」が判明してから選んで購入することがオススメされています。

実質コストの確認方法

実際に実質コストを確認してみます。

以下の投資信託を例に具体的にみてみます。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

運用報告書は証券会社から確認できますが、今回は「楽天証券」から確認していきます。

まずは楽天証券で「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」のページを確認します。(2020年2月22日確認)

下の方にいくと、「目論見書」の次に「運用報告書」があります。

運用報告書を開くと、以下の場所で「信託報酬」だけでなく、隠れコストも含む、「実質コスト」を確認できます。(見えにくい場合は画像をクリックしてください)

このように、この投資信託の実質コストは0.193%であることがわかります。

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信託報酬と実質コストを確認して商品を比較

実際に信託報酬だけでなく、実質コストを確認して投資信託商品を比較してみます。

今回比較する商品は、同じベンチマークを採用している以下のライバルファンドです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

(調査日は2020年2月22日です。)

隠れコスト 実質コスト
信託報酬 売買委託手数料 有価証券取引税 その他費用 合計
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.117 0.009 0.034 0.033 0.193
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.113 0.003 0.012 0.045 0.173

このように、信託報酬では0.004%のみ「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」のコストが低かったですが、実際は0.04%とさらにコストに差があることがわかります。

このように「目論見書」でわかる信託報酬以上にコストに差がある(もしくは逆転する)ことがありますので、実質コストまで確認することが重要であるとわかると思います。

まとめ

今回は投資信託にかかる「隠れコスト」を含んだ「実質コスト」についてまとめてみました。

運用報告書さえでてしまえば、簡単に調べることができます。

「実質コスト」だけで投資信託は選ばないと思いますが、同じベンチマークに連動するインデックスファンドであればコストが低いほどリターンが得られますので、確実に押さえておきたい評価項目ですね。

投資信託選びに少しでも参考になれば幸いです。