初心者はこれ1本で十分!オススメの全世界株式(2020年版)

(2020年2月11日最終更新)

「いろいろな投資信託を組み合わせるのは大変」

「1本で全世界の株式に分散投資できる商品を選びたい」

今回はそんな思いも持った方に向けて記事を書いてみました。

投資信託を購入したくても、初心者であればあるほど、どの商品をどれだけ購入すればいいかわかりませんよね。

わからなくて、悩んでなにもできないことが最もリスクだと思います。

資産運用をしていくには、そのための戦略が重要で、資産配分としてポートフォリオは以下のサイトで解説しています。

オススメの投資配分割合(ポートフォリオ)と投資信託商品

それでも、1本で購入した方がシンプルで、管理も楽ですし、リバランスもしなくていいです。

現在は1本でも十分分散投資になり、ポートフォリオを構成できる商品がでてきています。

「つみたてNISA」や「iDeco」などの非課税制度を利用する場合は、利益が期待できる株式がオススメです。

そんな全世界の株式市場を丸ごと購入できるオススメのインデックスファンドを3本ご紹介します

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1本で全世界に分散!初心者にオススメの全世界株式投資

ご紹介するのが、全世界の株式に連動するインデックスファンドです。

たった1本で、全世界の株式に分散投資できるので、投資利回り(リターン)を期待できるだけでなく、1つの国に集中しないことでリスクも分散できる考えです。

下の図でわかるように、株式は200年以上にわたり、右肩上がりで成長してきています。

日本のように、バブルの株価を超えられない国はありますが、世界全体では常に成長しているわけです。

難しいこと考えずに、投資利回りが期待でき、たった1本で世界に分散できる投資信託がほしいという方にオススメの投資信託が今回紹介する3つの商品です。

おすすめの全世界株式インデックスファンド3選

楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

詳細をまとめてみます。

楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)

1つ目は「楽天・全世界株式インデックスファンド」通称「楽天VT」と言われる投資信託です。

世界的に超人気の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(通称VT)」というものに投資している投資信託になります。

このVTというのは、世界ベスト3に入る運用会社「バンガード」が提供している人気商品で、こちらはETFというもので投資信託とは少し違うのですが、これと同じ値動きを目指した商品が楽天VTになります。

ETFとは?

Exchange Traded Fund の略で、「上場投資信託」といいます。

個別株のように証券取引所でいつでも購入できる投資信託のようなものです。

手数料がとても安いことが魅力になっています。

*つみたてNISAはこのようなETFは購入できません

この楽天VTの基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
設定日 2017/09/29
資産クラス 全世界株式
対象インデックス FTSE Global All Cao Index
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.222%
純資産総額 337.02億円(2020/2/3)

<対象地域・業種>

https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_M201912.pdfより引用

<組入上位銘柄>

https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_M201912.pdfより引用

<純資産総額の推移>

https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/

純資産総額337億円と高額であり、増額の推移からも安定した投資信託であることがわかります。

信託報酬は0.222%と全世界に分散できるにも関わらず低コストになります。

投資銘柄数も8,196銘柄で、幅広く全世界に分散投資できています。

楽天・全世界株式インデックスファンドの特徴

・全世界株式に1本で分散投資できる

・純資産総額も順調に増加し、337億円と圧倒的な安心感

・信託報酬は0.222%と、十分な低コストを実践

・世界的な投資運用会社のバンガード社と共同した商品

これが楽天VTの概要であり、設定された2017年から人気の全世界株式の代表ですね。

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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

続いては、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。

これは現在最も人気のある投資信託の1つで、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2019でなんと第1位に選ばれています。(各社を平等に評価できるブロガーの人気ですので安心感もありますよね)

このeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
設定日 2018/10/31
資産クラス 全世界株式
対象インデックス MSCI ACWI Index
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.1144%
純資産総額 160.00億円(2020/2/5)

<対象地域>

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20200125.pdfより引用

<組入上位銘柄>

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20200125.pdfより引用

<純資産総額の推移>

https://emaxis.jp/fund/253425.htmlより引用(2020/02/06)

世界中の株式に分散投資投資でき、信託報酬が0.1144%と驚異的な低コストです。

純資産総額も順調に増えていて、2020年2月4日時点で150億円以上になっています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の特徴

・全世界株式に1本で分散投資できる

・全世界株式への投資信託で信託報酬が最安

・純資産総額も順調に増加

・eMAXIS Slimシリーズは信託報酬の値下げ実績が豊富であり、今後も値下げする可能性がある(期待値が高い)

2019年最も人気の高いファンドになるのも納得の商品すね。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

3つ目は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)になります。

先ほどのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と違い、日本だけ除外した投資信託になっています。

なぜ日本だけ除いた商品が販売されているかというと、「日本は少子高齢化で、バブル以来株価も低迷し、これからの将来が心配」「日本に住んでいる限り、日本への投資(依存)は別にあるため、株式は割合を減らしたい」などの意見があるため設定されています。

このように日本の将来を不安視している方にはぴったりの投資信託になっています。

(私達も同様の考えがあり、妻のiDecoはこれを設定しています。)

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の基本情報をまとめてみます。

<基本情報>

ファンド名 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
設定日 2018/03/19
資産クラス 全世界株式
対象インデックス MSCI ACWI Index(除く日本)
購入手数料 0%(ノーロード)
信託報酬 0.1144%
純資産総額 131.85億円(2020/2/5)

<対象地域>

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253209/253209_20200125.pdfより引用

<組入上位銘柄>

https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/253209/253209_20200125.pdfより引用

<純資産総額の推移>

https://emaxis.jp/fund/253209.htmlより引用(2020/02/05)

日本を除いた世界中の株式に分散投資投資でき、信託報酬が0.1144%と驚異的な低コストです。

純資産総額も順調に増えていて、2020年2月4日時点で130億円以上になっています。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)の特徴

・日本を除いた全世界株式に1本で分散投資できる

・日本の将来に不安がある場合や、日本に関連する別資産を持っている場合など、日本をあえて除きたいときに最適な商品

・純資産総額も順調に増加し、信託報酬も最安値

・eMAXIS Slimシリーズは信託報酬の値下げ実績が豊富であり、今後も値下げする可能性がある(期待値が高い)

日本で働いている限り、収入や資産は日本に依存しています。
そのため、投資信託は日本を除きたい方も多いと思いますので、その方々にはとても魅力的な商品ですね。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2018では第10位に選ばれていました。

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比較してみると・・・

3つの投資信託の基本情報を比較してみます。

ファンド名 楽天・全世界株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
設定日 2017/09/29 設定日2018/10/31 2018/03/19
資産クラス 全世界株式 全世界株式 全世界株式
対象インデックス FTSE Global All Cao Index MSCI ACWI Index MSCI ACWI Index(除く日本)
購入手数料 0%(ノーロード) 0%(ノーロード) 0%(ノーロード)
信託報酬 0.222% 0.1144% 0.1144%
純資産総額 337.02億円(2020/2/3) 150.79億円(2020/2/4) 131.85億円(2020/2/5)
主な販売会社 楽天証券、SBI証券 楽天証券、SBI証券 楽天証券、SBI証券

全て信託報酬は低コストになっていて、純資産総額も高額です。

この3つは「失敗しない」優良商品であることは間違いないですね。

まとめ

今回はたった1本で全世界の株式に分散投資できるオススメの投資信託を3本紹介しました。

設定以来、人気が高く、実績を重ねてきた優良商品であり、投信ブロガーにも人気が高いものばかりです。

「つみたてNISA」や「iDeco」で長期運用を行う場合は、圧倒的に株式のインデックスファンドがオススメです。

そんな自分の資産運用の「核」となることができる商品ですので、これ1本から初めてもいいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。