今回は医療関係者は全員知っておくべき制度「高額療養制度」について簡単にまとめてみました。
看護師や医療従事者になるときに医療知識は勉強しても制度はよくわからず働いていますよね。
ただ、この「高額療養制度」は医療の現場で必須の知識ですし、実は「自分の資産形成」にも重要な知識になってきます。
今回はこれほど大事な制度について、簡単にご紹介していきます。
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高額療養費制度は国が認めた超優良制度
高額療養費制度とは、1月(同じ月の1日〜末日)に支払う医療費が自己負担額を超えた場合に、超えた分が払い戻される制度です。
つまり、保険適応の高額な医療費がかかっても自己負担の上限を設けてくれているので、負担を抑えてくれるとてもありがたい制度です。
ただ、自己負担額は計算式で求められていて5つの区分にわけられています。
「高額療養費制度」をイメージできるようにわかりやすい図がありますので、以下に添付させていただきます。
「リベラルアーツ大学」というとろこで公開している図で、掲載許可もありますのでお借りしました。(見にくい場合は図をクリックして拡大してください)
自己負担額の注意が必要ですが、限度額が決められている日本の制度は大変優良と言われています。
この点は日本にいる大きなメリットですね。
患者さんを安心させてあげよう
入院したときなどにかかる医療費を考えたことありますか?
保険が効いている治療でも、手術をすると何十万円、時には100万円を簡単に越すこともありますよね。
手術をしなくても、検査や治療薬だけでも高額療養費制度の限度額は越えることが多いです。
「医療費はどれくらいかかる?」
「高い治療なんでしょ?」
など、治療費を気にしてくる患者さんは多いですよね。
しかし健康保険に加入している方は、「高額療養費制度」が適応されますので、限度額があることを患者さんに伝えてあげると安心させてあげられると思います。
もちろん、詳しい式は覚えずに正確なことは事務やクラークの方にお願いすればいいですが、一番患者さんの相談にのってあげられる看護師がだいたいでも答えてあげることが患者さんにとっては最も安心すると思います。
少しこの知識があるだけでも、「看護」のひとつになるのではないでしょうか。
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自分の資産形成に影響!?保険料削減へ
また、この制度のしっかり理解すると、自分の資産形成にも役立ちます。
先ほどの図の続きですが・・・
このように、これだけ恵まれている制度が国から認められているので、医療保険に入る必要がないという考え方があります。
高い医療保険にはいらなくても最悪の自体は免れる、むしろ保険料を自分のことに使ったり、その額を資産運用したほうが合理的であるという考えです。
看護師は、医療の世界にいる反面、医療費を必要以上に恐れて高い保険料を支払っていることが多いです。
払い過ぎの生命保険については、以下のサイトを参考にしてください。
まとめ
今回は臨床現場でも、自分の資産形成のためにも、重要な知識である「高額療養費制度」についてまとめてみました。
制度のことはある程度わかっていても、自分の生命保険についてまで繋げて考えていなかった方は多いのではないでしょうか。
国が認めている超優良な制度ですので、是非活用して、合理的な判断ができるといいですね。
少しでも参考になれば幸いです。
“高額療養費制度は看護師必須の知識!患者さんにも自分にも重要” への1件のフィードバック