「心臓リハビリテーション に関して学びたい」
「CPXに詳しくなりたいけどどの書籍がいいの??」
心筋梗塞や心不全に対する心臓リハビリテーション が一般的となり、CPX(心肺運動負荷試験)が当たり前の検査になってきています。
しかし、とても奥深いCPXについて理解できている方は少ないと思いますし、しっかり勉強したいけど何から行えばいいか迷っている方もいるのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのが、安達仁先生著の「CPX・運動療法ハンドブックー心臓リハビリテーション のリアルワールド」になります。
今回はそんなオススメ書籍について簡単にご紹介します。
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CPX・運動療法ハンドブックー心臓リハビリテーション のリアルワールドー
今回ご紹介するのは以下の書籍になります。
CPXの第一人者である、群馬県立心臓血管リハビリセンターの安達仁先生(医師)が編著をされた書籍です。
数少ないCPXの専門書であり、実績・内容ともに間違いのない書籍ですね。
詳しい内容は書籍をご参照していただきたいのですが、簡単な内容として、目次から項目を列挙させていただいました。
第1章:CPXの目的
第2章:CPXの準備-ハード面-
第3章:CPXの準備-ソフト面-
第4章:運動中の生体応答
第5章:活動筋での酸素摂取量に影響を与える因子
第6章:ランプ負荷試験の実際
第7章:9パネルの読みかた
第8章:パラメータの総合的解釈
第9章:疾患・病態別のCPX
第10章:運動処方
第11章:CPXの実例
第12章:呼気ガス分析装置ミナトAE310S解析手順
第13章:運動療法実施法リアルワールド
Appendix:心電図
CPX・運動療法ハンドブック 改訂4版 目次より引用
CPXを中心とした書籍だけで315ページとなるほどの盛り沢山の内容です。
CPXの目的から始まり、機器や運動負荷の準備について、各パラメータの解釈や運動生理学について丁寧に解説されています。
執筆者の実績だけでの記載だけでなく、しっかりと引用論文を記載しているので、信頼して学ぶことができます。
また、安達先生の語り口調も伝わる文面であり、ただのテキストと違い、とても読みやすくなっています。
実績豊富な病院からの書籍ですので、リアルワールドとして、症例を提示されていますし、CPXだけでなく、疾患に応じたリハビリテーション ・運動療法についても同時に学べる内容になっています。
わからないときの辞書にしてもよし、全体を通じて学ぶこともできる、とても勉強になる書籍になっていました。
改訂4版になるほど、歴史があると同時に、最新の知見を交えて修正してくださっているのも信用が高いですよね。
ちなみに改訂4版は2019年に発行されています。
今後も大きな変化があれば改訂してくれる可能性も高いですね。
実績のある研究会・WEBセミナー
安達先生を中心に行っているセミナーがあるのですが、2021年度はCOVID-19の影響でwebで勉強会を開催されています。
半日にも渡る学習会で、1回2000円の良心的な値段で豊富なスライドがいただけて、わかりやすい講義を受けられるので、こちらもオススメです。
下記にリンクを貼らせていただきますので、ご興味がある方は参加されることをオススメします。
https://gunmacpx.jimdofree.com/%E7%A0%94%E4%BF%AE%E4%BC%9A%E6%A1%88%E5%86%85/
臨床・書籍・研究会での講演、学会での活躍とCPXといったら安達先生のグループにお世話になっています。
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まとめ
今回はCPXを学ぶ際に最もオススメの書籍をご紹介させていただきました。
そもそもCPXの書籍は少ないですが、これさえあれば十分といえるほど網羅されていて、臨床にも研究にも役立つ内容になっています。
ご興味がある方は是非みてみてください。CPXを学びたい方の参考になれば幸いです。