「看護師が結婚して子育てしながら共働きできるの?」
「看護師の仕事休んでも家庭のために主婦になったほうがいいのかな・・・」
などなど、結婚、特に子供が生まれると看護師としての働き方を考える方が多いのではないでしょうか。
特に看護師のように不規則勤務をしながら子育てをすることが難しい方も多いと思います。
もちろん生活スタイルは人それぞれですが、私たち医療夫婦(夫:理学療法士、妻:看護師)として、実際に共働きをしていて感じるメリットについて記載しました。
仕事もプライベートも充実してこその楽しい人生ですから、しっかり考えたいですよね。
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目次
看護師の共働き
看護師夫婦、もしくは片方が看護師で共働きをしているときに考えないといけないのが夜勤などの不規則勤務ですよね。
3交代の勤務、2交代の勤務、または遅番、早番、などなどいろいろな働き方がありますよね。
それが看護師として働く時の大きな特徴ですね。
子供がいない世帯は問題ありませんが、子供がいる場合はどちらも夜勤になるわけにはいかないですよね。
さらに日勤だとしても忙しい職場ではなかなか時間内に帰宅できずに、保育園の時間に間に合わない・・などなど苦労もするかもしれません。
そのためか、子供が生まれると看護師をやめてしまう人も多いようです。(夫の収入がいいのでしょうが)
しかし、むしろ共働きすることで生じるメリットも多いと思いますので、実体験も踏まえてご紹介します。
看護師が共働きする3つのメリット
実体験を踏まえますので、私たちの状況ですが
夫:理学療法士(日勤のみ、月〜金、時々土曜日)
妻:看護師(夜勤業務:3交代)
子供:小学生1名、保育園児1名
保育園には1歳未満から預けて、仕事復帰
こんな感じです。
経済面:収入
まずは当たり前ですが、共働きすると収入面がアップしますよね。
看護師の平均年収は約480万円と言われています。
看護師の給料(収入)の平均は?源泉徴収票から自分の年収も理解
仮に夫(妻)の扶養に入れば、税金は安くなりますが、単純に考えて看護師で共働きすることで+450万円/年くらいの増収になるわけです。
夫(妻)の稼ぎによっては、働かないと家計が成り立たない場合もあると思いますし、夫のみの収入でも生活できたとしても年間450万円程度増加することはとても大きいですよね。
これからの時代は自分で年金を気づいていかないと、老後資金が不足してしまうともいわれています。
しっかり若いうちから共働きを選択して、適切に資産形成をしていれば老後の不安も解消されるはずです。
また、老後だけでなく、旅行や買い物など、人生の質を高くしてくれる浪費に回せるお金も増えるはずです。
そして子供のかける費用、大学資金や習い事などの教育資金のためにも必要ですよね。
看護師は適切な資産形成をすれば「小金持ち」に十分なれる職種です。
このように、今の時代だからこそ、看護師の共働きは老後だけでなく、現在の経済的自由度をあげるためにも大きなメリットがあると思います。
「看護師」という資格をもっているだけで、ある程度の給料が保証されるわけですから、やっぱり働かないのはもったいないと思います。
時間の確保
「働くと時間がなくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、私の体験としては、働いているほうが自分の一人の時間は確保できると思います。
特に、夜勤などの不規則勤務をしている看護師は平日に休みになりますよね。
相手の勤務によると思いますが、平日に自分だけ休みであれば誰の気を使うことなく自由な時間が数時間だけだとしても確保できます。
そして、保育園や小学校に通う子供がいる方の場合はなおさらです。
こんな考え方は子供にも申し訳ないですが、平日に仕事が休みでも「9時〜16時」など短縮はされていますが、保育園に預けることが可能です(私が経験した3つの保育園は全てそうでした)。
仕事をしていない、もしくは平日のみの日勤勤務では、土日は子供もいますし、自分の時間なんて全くありません。
この少しでも自分の時間が確保できることは本当に大事だと思います。
子供は間違いなく可愛いですが一人の時間がつくれれば、「美容院に行く」、「看護師仲間とランチにいく」、「時にはゆっくりショッピングを楽しむ」など、平日勤務の方々では得られない自由時間が確保できます。
やっぱり自分の時間は大事ですよね・・・
ただ、相手が平日勤務者でないとこれは難しいですね。
そこは夫婦で協力してお互いの時間を尊重していくしかありません。
それでもお互いが働いていればどちらかが、家事をする、子育てをするべきということにはなりにくいですから、働くことで自分の権利と時間は確保しやすくなります。
それに、子供が熱を出した時などは、むしろどちらかが変則勤務をしていたほうが、子供の看病をする時間が確保しやすかったりもします。
私たちの場合、土日は夫が休みですし、平日は私が休みのこともあります。お互い仕事の平日はどちらかが安むしかありませんが、お互い平日休みの夫婦よりは仕事を休まずに子供の面倒がみれるのも変則勤務のメリットです。(専業主婦の場合はこんなときは最も適応しやすいですけどね)
つまり、看護師でも共働きするほうが自分の時間も含めて確保できやすいメリットがあると感じています。
メリハリ
何事も一挙集中だけでなく、メリハリを持つことが重要と言われています。
仕事だけでも疲れてしまい生産性、効率が落ちてしまいますし、休みばかりでも休日を本当に楽しむことができません。
勉強をするのも時折遊んだりスポーツをしたほうが成績がよくなると言われるように、人間の脳には変化が必要です。
私も子供や家事に集中できたのは、産休中くらいが限界でした・・・
働くということは自分の生活に変化を与えることですので、休日を楽しくしたり、帰宅後の子供との時間が楽しくなったり、メリハリがあることはとても重要だと思います。
生活にメリハリをつけることができるのも、共働きしていることのメリットであると感じられます。
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共働きのための働き方:転職含む実体験より
もちろん結婚した相手によっては、これまでの勤務ができない場合もあると思います。
(私も夫が外にでていた時期があり、平日の日勤帯だけの勤務に変更してもらった時期もあります)
そんなときは、「働き方」を変える必要がでてきます。
労働時間短縮・夜勤免除
今働いている職場で、勤務状況の変更を依頼する必要がでてくることもありますよね。
「時短」「日勤のみ」「土日休み」など、勤務変更を希望せざるを得ない場合です。
病院であれば、外来や透析室、もしくはパート業務など、現在働いている業務からは離れるかもしれませんが、病院やクリニックのなかにもいろいろな働き方ができるのが看護師のメリットです。
まずは自分の職場で、共働きを続けるための働き方を検討してみましょう。
転職
自分のこれまでの職場では共働きができないと判断したら、転職によって働き方を変更することも必要な手段です。
特に子育てが理由の場合は、職場と家の距離、勤務体系、忙しさ、などなどどうしても子供を育てながら現職場では限界があることもありますよね。
看護師は離職率、転職率もとても高い職業です。
そのため、就職先も多く、転職サイトも充実しています。
これだけ恵まれた職業ですので、自分の生活に最も適した働き方を探して転職してみることもオススメです。
具体的な転職の考え方や方法については、以下のサイトにも詳しくまとめていますので参考にしてください。
【看護師の転職】転職を決断できない人に考えて欲しい3つのコト
転職しても共働きを続けるメリットは大きいですし、そもそも働かないと成り立たない経済状況では必須の行動ですね。
まとめ
看護師として共働きをする3つのメリットについてまとめてみました。
これからの時代は夫婦が協力して収入と時間を確保して、経済的にも精神的にも自由になるべき時代だと思います。
そのためにも共働きは大きなメリットがありますので、自分の生活スタイル、夫婦の勤務状況にあった方法を考えてみるといいかもしれませんね。
看護師としての働き方として少しでも参考になれば幸いです。