今回は「失業保険」について簡単に紹介させていただきます。
転職や退職を考えたときに知っておくと精神的なゆとりが全く違いますよね。
私たちも妻が「転職・退職」した時に、大変お世話になった制度です。
(退職後すぐに転職した場合はもらえません)
国が認めた大事な制度ですが、学校ではもちろん職場でも教えてくれませんし、なんとく聞いたことあっても知らない方々も多いのではないでしょうか。
制度を有効活用するためにも、退職・転職を考えるときのためにも参考になると思いますので簡単にまとめてみました。
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目次
看護師は退職者が多い!?
看護師はとても退職・転職が多い職業ですよね。
病院・診療所、どこで働いても同僚の退職者をみたことがない人はいないのではないでしょうか?
「激務すぎてこんなにつらいとは思わなかった・・・」
「給料が少なすぎる」
「医師のパワハラが耐えられない・・・先輩看護師が怖すぎて耐えられない・・・」
「自分が理想していた医療と違う・・・」
「子供ができたけど、とても育てられる業務ではない・・・」
「自分のスキルアップのために退職して、転職や大学院などを考えたい!」
などなど、看護師は退職したくなる理由は尽きないですよね。
ただ、生活をしていくために「安定した給料は大事」と思っている方も多いと思います。
仕事が嫌になったときの退職だけでなく、向上心を持って退職を考える時に、「失業保険」のことを知っておくだけでも精神的な安定剤になると思います。
お金のことで我慢せずに、自分のために合った選択をすることはとても重要です。
転職や退職は決して悪いことではなく、自分を守ることがよりよいQOL、医療の提供につながると思いますので、「無駄な不安材料=お金」に影響されないためにも「失業保険」のことをイメージしておいてください。
ちなみに、転職を考えてるときに参考になるように考え方や転職方法もまとめていますので参考にしてみてください。
失業保険の概要:図解で説明
「失業保険」をイメージできるようにわかりやすい図がありますので、以下に添付させていただきます。
「リベラルアーツ大学」というとろこで公開している図で、掲載許可もありますのでお借りしました。(見にくい場合は図をクリックして拡大してください)
とてもわかりやすくまとまっていますよね。
制度の概要や注意点、もらえるために必要な期間も図で説明してくれますので、イメージつきやすいと思います。
ここで重要なのは、「長時間残業」「パワハラ」が苦で退職にいたった場合は、「会社都合退職扱い」となり受給までの日数が短縮される可能性があることです。
相談できることはハローワークで相談してみましょう。
どちらにしろ、「ハローワーク」に行く必要があります。
このように、どのような流れで活用できる制度かイメージしておくだけでも精神的に安定できるのではないでしょうか。
もう1つ知っておいたほうがいい制度に「再就職手当」がありますので解説します。
失業保険を受給できたら、もらえるだけもらってから再就職したいと考える看護師さんもいるかもしれません(働かずにお金がある程度入りますからね)
しかし、当然ながら働くよりもずっと少ない金額ですよね。
それでももらえるものはもらっておきたい・・・そんな時にしっておいてほしいのが「再就職手当」です。
これは「就職促進給付」で、まだ失業手当がもらえる期間中に再就職するともらうことができる手当です。
支給日数が3分の2以上残っている場合は残りの60%、3分の1以上だと50%もの額が支給されます。
つまり、再就職が早ければ早いほど高額になり、100万円以上ももらえるボーナスみたいなものです。
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その他退職時に知っておくといい制度
あまり聞きなれないかもしれませんが、該当する可能性のある制度活用もご紹介します。
国民健康保険料の減額
会社都合など、やむをえない理由で退職した場合(クリニックの医師が急に倒れて失業した看護師がいました)、国民健康保険料を大幅に減額できるようです。
お住いの市区町村の役所(国民健康保険課)にいって減免の申請をしてみましょう。
退職しなくても失業保険(雇用保険)から外れたら給付の対象になる
週の勤務時間が20時間未満に変更になると、働きながら雇用保険の加入が外れることになります。
つまり、基本給付の対象となり、そのまま働きながら手当を受給することもできます。
受給の条件としては転職活動(就職活動を月に2回以上行う)が必須なのと、勤務先で就労した分、受給額が減額されるので注意が必要です。
まとめ
退職者が多い看護師でも「失業保険」その他の制度のことを把握している方は少ないと思います。
転職・退職は悪いことではありませんし、退職をしなくても制度を知っておくだけで精神的にも安定すると思います。
簡単にまとめましたが、概要だけでもイメージしていただけたら幸いです。