iDeco口座のオススメ金融機関比較〜SBI証券vs楽天証券〜

「iDecoの口座はどこで開設すればいいの?」

「SBI証券と楽天証券で迷っているんだけどどっちがいい?」

今回はこんな疑問に答えられるように、iDecoのオススメ証券口座を比較してみたいと思います。

iDecoの口座は(NISA口座のように)一人につき1口座しか開設できません。

普通の証券口座とは違いますね。

そのため証券口座選びが重要です。

とくにiDecoは証券会社によって購入できる商品が違いますのでしっかり考えて開設したほうがいいです。

今回はオススメ口座の「SBI証券」と「楽天証券」についてご紹介し、比較してみました。

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オススメiDeco口座:SBI証券、楽天証券

iDeco口座は様々なところで開設できます。メガバンク、地方銀行、証券会社などなど・・・

しかし、特定口座やNISA口座同様に、手数料が安くて使い勝手が良く、取り扱い商品が優良な証券口座を選ぶべきです。

そうすると選択肢はかなり狭くなり、総合的に「SBI証券」「楽天証券」の2択で間違いないと思います。

iDecoだけでなく、特定口座もNISA口座もこの2つがオススメです。

しかしiDeco口座に関しては、「SBI証券」と「楽天証券」で取り扱っている商品も違いますので、さらに迷ってしまいます。

そこでこの2つを徹底比較してみます。

徹底比較:SBI証券 vs 楽天証券

手数料

iDeco口座を利用するには以下の手数料が必要になってきます。

iDeco口座に必要な手数料

・加入・移管時手数料:加入時や移管する際の手数料

・口座管理手数料:iDeco加入中ずっとかかってくる口座の管理手数料(掛金を拠出する際の手数料と、口座だけもっていて掛金を中止している際の手数料で違ってきます)

・企業型年金や他金融機関への移管時手数料:企業型確定拠出年金や他の金融機関へ移管する際の手数料

これらの手数料は、図のように「国民年金基金連合会」「信託銀行」へ支払う共通部分と、「金融機関」へ追加で払う金融機関によって異なる部分があります。

この「金融機関」への手数料が窓口のある銀行や証券会社では高くなってくるのですが、オススメできる「SBI証券」と「楽天証券」では実際どうなっているのか比較してみます。

SBI証券 楽天証券
加入・移管時手数料 2,829円
(金融機関分無料)
2,829円
(金融機関分無料)
口座管理手数料
(掛金拠出中)
171円/月
(金融機関分無料)
171円/月
(金融機関分無料)
口座管理手数料
(掛金拠出中止中)
66円/月
(金融機関分無料)
66円/月
(金融機関分無料)
企業型年金や他金融機関への移管時手数料 4,400円 4,400円

このように「SBI証券」と「楽天証券」の手数料は、金融機関分が全て無料となっていて、手数料が最安値なのがわかります。

そのため、どちらも同じ手数料で差はありませんね。(さすがです)

取り扱い商品

手数料は差がありませんでしたが、iDecoの場合証券口座によって取り扱い商品が違ってきます。

SBI証券と楽天証券のiDeco商品を以下のサイトにまとめていますので参考にしてください。

iDecoのオススメ投資信託〜SBI証券:セレクトプラン編〜

iDecoのオススメ投資信託〜楽天証券編〜

ここでは、オススメにしている株式100%のインデックスファンドを一部例にして比較してみます。(調査日:2020年2月29日)

SBI証券(セレクトプラン) 信託報酬/純資産総額 楽天証券 信託報酬/純資産総額
国内株式 eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) 0.154%/128.78億円 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.176%/294.26億円
先進国株式 eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.10615%/783.42億円 たわらノーロード先進国株式 0.10989%/470.04億円
米国株式 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968%/565.52億円 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 0.162%/788.62億円
新興国株式 eMAXIS Slim新興国株式インデックス 0.2079%/245.29億円 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 0.605%/183.54億円
全世界株式 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.1144%/134.48億円 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) 0.222%/330.38億円

SBI証券のセレクトプランは、低コストで大人気の「eMAXIS Slimシリーズ」をiDecoで購入できるため、信託報酬の面では楽天証券よりも優れていますね。

楽天証券の特徴としては、バンガード社の超人気ETFに連動した「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))」がiDecoで購入できることが人気の要因のひとつかもしれません。

iDecoは特に長期運用を行いますので、少しでも手数料が低い方がリターンも得られやすいです。

そのため、現在の商品のラインナップをみると、SBI証券のセレクトプラン(SBI証券のオリジナルプランはオススメしません)が一歩リードしていると思います。

ちなみに私は楽天証券で「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))」、妻はSBI証券で「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」を毎月23,000円で拠出中です。

どちらか選べず夫婦で両方に購入しています。(笑)

閲覧方法/サポート

資産管理に関しては、運用状況の閲覧方法や相談窓口も気になります。

SBI証券 楽天証券
閲覧方法 専用アプリはなし
スマホサイトは利用可能
専用アプリはなし
スマホサイトは利用可能
サポート体制 電話可能
平日:午前8時〜午後6時
土日:午前8時〜午後6時
電話可能
平日:午前10時〜午後7時
土日:午前9時〜午後5時

両社ともネット証券ながら電話対応も可能ですし、ネット証券だからこそサイトの閲覧は便利になっています。

(個人的には楽天証券のほうがサイトは見やすい印象があります)

ですが、この閲覧方法/サポート体制でも優越はつけられないですね。

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まとめ

今回はiDeco口座開設にオススメの「SBI証券」と「楽天証券」を比較してみました。

ネット証券で圧倒的なシェアを誇っている2社だけあって、手数料は最安値てサポートも充実していますね。

決め手は取り扱い商品になるかと思いますが、SBI証券がコストは安い商品が多いものの、楽天証券も魅力的な商品を取り扱っています。

正直なところ、この2社にしておけば「失敗しない」ことは間違いありませんし、好みでもいいかもしれません。

夫婦で別口座を持って運用している私たちとしては、どちらかを選ぶのであればつみたてNISAや特定口座は「楽天証券」がオススメですが(楽天カード決済が圧倒的にお得)、iDecoに関しては「SBI証券のセレクトプラン」が最安値の商品を取り扱っていてオススメできると思っています。

これからiDeco口座を開設するにあたり、少しでも参考になれば幸いです。