iDecoのオススメ投資信託〜楽天証券編〜

「iDecoを始めようと思うんだけど何を買えばいいの?」

「楽天証券で取り扱っている商品ってどう?」

iDecoで資産運用を行う場合は、開設する証券会社によっても取り扱い商品が違い、少しややこしいです。(開設できる口座は一人1口座になります)

それでもiDecoは老後資金を形成するために、国により優遇された制度になっているので、上手く活用したいものです。

iDecoは老後資金のための優遇制度

制度自体のメリット・デメリットを考えて運用を決意したら、証券会社と商品を選ばないといけません。

証券会社で取り扱っている商品のラインナップが違いますので、iDecoの口座開設は商品を考えてから証券会社を選んだほうがいいです。

先日はSBI証券のセレクトプランについて開設しました。

iDecoのオススメ投資信託〜SBI証券:セレクトプラン編〜

今回はSBI証券に負けずに人気の高いネット証券である「楽天証券」のiDeco口座をご紹介し、概要とオススメ商品をまとめてみました。

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楽天証券「iDeco」の取り扱い商品

楽天証券のiDeco口座で取り扱っている商品は楽天証券HPから確認できます。

ここでは、その取り扱い商品を「コスト:信託報酬」と「純資産総額」をまとめてより検討しやすいようにしました。(調査日:2020年2月27日)

投資対象 運用手法 ファンド名 信託報酬 純資産総額
国内株式 パッシブ 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 0.176% 314.34億円
国内株式 パッシブ たわらノーロード 日経225 0.187% 175.98億円
国内株式 アクティブ iTrust日本株式 0.979% 9.89億円
国内株式 アクティブ MHAM日本成長株ファンド<DC年金> 1.705% 193.81億円
国内株式 アクティブ フィデリティ・日本成長株・ファンド 1.683% 3728.64億円
国内株式 アクティブ コモンズ30ファンド 1.078% 179.71億円
国内債券 パッシブ たわらノーロード国内債券 0.154% 135.66億円
国内債券 アクティブ 明治安田DC日本債券オープン 0.66% 151.56億円
国内REIT パッシブ 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.275% 30.43億円
国内REIT アクティブ 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 1.045% 623.59億円
海外株式 パッシブ たわらノーロード先進国株式 0.10989% 492.62億円
海外株式 パッシブ インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 0.605% 189.23億円
海外株式 アクティブ ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 1.463% 126.75億円
海外株式 アクティブ iTrust世界株式 0.979% 18.61億円
海外株式 パッシブ 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 0.162% 824.91億円
海外債券 パッシブ たわらノーロード先進国債券 0.187% 127.27億円
海外債券 パッシブ たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり) 0.22% 66.53億円
海外債券 パッシブ インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型) 0.572% 57.84億円
海外債券 アクティブ みずほUSハイイールドファンド<DC年金> 1.54% 23.96億円
海外REIT パッシブ 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.297% 65.70億円
国内外株式 アクティブ セゾン資産形成の達人ファンド 1.5500% 928.49億円
国内外株式 パッシブ 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) 0.222% 344.95億円
コモディティ パッシブ ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) 0.895% 20.86億円
バランス型 アクティブ 三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型) 1.292% 15.93億円
バランス型 アクティブ 三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) 0.66% 86.16億円
バランス型 アクティブ 投資のソムリエ<DC年金> 1.21% 178.29億円
バランス型 パッシブ セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.63% 2041.78億円
バランス型 パッシブ 楽天・インデックス・バランス(DC年金) 0.207% 37.12億円
ターゲットイヤー型 アクティブ 楽天ターゲットイヤー2030 0.8975% 6.87億円
ターゲットイヤー型 アクティブ 楽天ターゲットイヤー2040 0.9175% 7.20億円
ターゲットイヤー型 アクティブ 楽天ターゲットイヤー2050 0.9175% 3.88億円
定期預金 みずほDC定期預金

ベンチマークに連動している「パッシブファンド」は信託報酬が安く、運用会社が独自に組み入れている「アクティブファンド」は信託報酬が高い傾向にありますが、金融庁の許可がある商品ですので、全体的に手数料は低めになっています。

オススメの投資信託3選

楽天証券はiDecoとは別につみたてNISAや特定口座で利用するときもオススメ度NO1、2を争う証券会社です。

そのため、iDecoも楽天証券にそろえて、管理を楽にしたいと思う方も多いと思います。

楽天証券が取り扱っているiDecoの商品から特にオススメの商品を厳選しました。

商品の選び方は、SBI証券が取り扱っているiDeco商品の選び方と同様になりますが、商品が違いますので楽天証券版でまとめました。

個人の目標によりますが、商品選びのポイントをまとめてみます。

iDecoでの商品選びのポイント

60歳まで引き出せないため、運用開始から60歳までの年数で考える

運用期間が10年以上の長期になる場合は、株式100%が基本(利益に対する非課税のメリットを利用)

コストの低いインデックスファンドから選ぶ

株式は全世界株式か、先進国株式と新興国株式を組み合わせたものを選ぶ(日本の成長に疑問があるため)

iDecoはスイッチングが可能なため、途中で運用商品の変更も可能(60歳前に安全資産へ切り替えるなど)

これらの条件から、株式100%のオススメ商品を以下にご紹介します。

楽天証券の場合は、SBI証券よりもオススメ商品が限られて3選としました。

新興国株式のインデックスファンドにオススメの商品がありません(SBI証券よりも明らかにコストが高い)ので、シンプルに「先進国株式」1本か、「全米株式」1本か、「全世界株式」1本で運用すればいいと思います。

もちろんバランスファンドなどもありますが、iDecoの場合は長期投資を強いられるので株式100%をまずはオススメとし、引き落とし予定の何年か前に上記商品から債券や預金、バランスファンドにスイッチングしてもいいと思います。

どこが成長するの考えられない場合や、新興国の成長に期待している場合は、世界全体の株式を購入できる楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))が最も管理しやすいと思います。

楽天証券でiDeco口座を開設する大きな特徴は、バンガード社の超人気ETFに連動する商品が購入することができることですね。

これらは全て低コストで、純資産総額も順調に増加していて、超優良な株式ファンドになります。

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まとめ

楽天証券のiDeco口座で購入できる商品をまとめてみました。

iDeco口座ですので、金融庁の決まりで厳選された商品しか選べませんが、そのなかからさらにオススメの商品を3つご紹介しました。

楽天証券でiDeco口座を開設する場合は、商品選びに少しでも参考になれば幸いです。