「短期間だけ働きたい」
「臨時で気楽に働ける場所を探している」
看護師で転職を考える方は多いですよね。
今回は看護師の転職のなかでも、「短期間」「臨時職員」の転職についてご紹介したいと思います。
というのも、実は今年度で現職場を離れて、訳あって短期間の仕事を探して就職活動したので、実体験を交えてご紹介したいと思います。
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目次
短期間・臨時職員を希望する場合(個人的理由も紹介)
転職を行うときに、正規職員だけでなく、あえて「臨時職員」であったり、「短期間の契約」を希望する方もいるのでないでしょうか?
実は私がそうでしたので、まずは私を1事例として紹介させてください。
34歳、子供2人(小学生、保育園)
看護師13年目
2018年年度〜臨時職員として県立病院で勤務(2019年度は1年更新)
2020年3月で契約期限切れ
師長や看護部長からは契約更新を打診されていた
まぁこんな状態でした。
幸いなことに上司(師長など)からは正規職員の受験や臨時職員だとしても契約の更新を勧めていただいていました。
しかし、子育てや仕事への興味からも、個人のクリニックで働きたい希望がでていました。
残念なことに、働きたいクリニックは4月採用がなく、不定期の採用といわれてしまいました。
どうしてもそのクリニックを諦められず、考えた選択肢は
①とりあえず現職場で契約更新しておく(師長には途中退職の可能性は内緒)
②契約は更新せず、別職場に転職
③希望のクリニックの採用がでるまで主婦へ
この3つがあがりました。
③に関しては経済的に難しいことと、3ヶ月働かないと保育園が退園となってしまい、せっかく入れて慣れた保育園を離れたくなかったのですぐに却下になりました。
そこで悩んだのが①と②でしたが、①だと現職場に迷惑がかかることが目に見えていて心苦しく、②を選択することになりました。
しかし②を選択するにも、いつ希望のクリニックが空いてチャンスがくるかわからなかったので、正規職員は希望せず、短期間で働ける臨時職員を希望しました。
なにより、短期間の契約であれば、気楽ですし、臨時での仕事であれば割り切って働けると思いました。
一般の就職活動ではこんな甘いことは言えないのかもしれませんが、世の中の需要が多く、どのような働き方もできる看護師だからこそ選択できる手段ですよね。
私のように、「短期間」「臨時職員」を希望する方もいるんじゃないかと思って考えてみました。
・夫(妻)が転勤族で、一定のところで働き続けられない
・出産後などで里帰りを延長したいけど、働きたくて短期間だけ働きたい
・引越しや、再就職が決まっているけど、それまでの期間だけでもどこかで働きたい
・まずは短期間や臨時職員で働いてみて、正規職員になるか考えてみたい
などなど・・・
考えてみると、「短期間」「臨時職員」で働きたい理由もでてきますね。
それだけ柔軟的に働ける方法があるのであれば考えたいですよね。
次にこの条件に見合った転職活動の方法をご紹介します。
「短期間」「臨時職員」のための転職活動
今回は条件が「短期間」「臨時職員」ということもあり、自分で病院を探して電話することはしていません。
ハローワーク
まずはおなじみのハローワークですね。
地元のハローワークに行って、該当する求人票を集めてみました。
臨時職員の採用は結構ありましたが、「短期間」と明記されているものはあまりなく、「1年契約」など、比較的長い期間でした。
しかし、これは私の地元や時期によるものであったので、皆さんもまずはハローワークで実際にどれくらい求人票があるのかみてみるとイメージもつきますので、行ってみるのもいいと思います。
ちなみに、私は2月にいきましたが、臨時や急な短期間の採用は3月のほうが出やすいそうで、やはり時期の影響は多いと思います。
人材派遣会社
看護師の働き方として、病院や施設に雇用されるのが普通だと思いますが、働いている施設に雇用されない派遣看護師というものがあります。
以下の図のように、派遣会社と雇用契約を結んで、派遣先で勤務することです。
このように人材派遣会社に雇用されるため、給料も派遣会社から支払われます。
この転職方法を知らない人も多いのではないでしょうか?
実はハローワークから働くのと、「派遣会社」から働くのと、同じ業務でも給与体制が違うことがあるとご存知ですか?
同じ臨時職員の体制であれば給料がいいほうがいいに決まっていますが、こちらから働いたほうが給料が高い可能性があるんです。
月に数回だけ働きたい
期間限定で働きたい
自由に働ける
病院との直接関係がない安心感(嫌な場合)
などが派遣会社から雇用されるメリットですかね。
昇給やボーナスがない
即戦力が求められる
正規職員より職場でのステップアップのチャンスがない
私の場合、ここ(私の住まいのエリアで提供している会社)が何よりもよかったのは、「2ヶ月更新」とはっきり短期間と決まっていたことと、更新や採用にあたっては、派遣会社が入ってくれるので、部長や師長と面接しませんし、あまりプライベートなことも聞かれずにすみます。
そのため、個人的な事情で急に退職したくても間に入ってくれるのでとても気楽で安心ですよね。
この会社の方と面接し、希望した条件に見合ったところを提示していただき、気に入ったら見学もいけます。
私はハローワークに自分で調べた時と同じ時期に利用しましたが、こちらの方が条件のいい病院を探してくれませした。
もちろん無料で利用できます。
しかし、住まいによってはない場所もあるかもしれませんので、まずはお探しの都道府県で探してみてください。
転職サイト(紹介会社)
最後は定番の転職サイトですね。
いわゆる紹介会社で、人材が欲しい医療機関と、働きたい看護師との間を取り持つマッチングサービスです。
以下の図のような関係ですね。
これらの転職サイトは、医療機関から手数料をもらうことで利益を得ていますが、利用者(私達看護師)からの支払いはないため、無料で利用できます。
こちらは正規職員〜臨時まで幅広く扱っていますし、ここでしか見つからない仕事もあると思います。(私も以前利用しました。)
希望に合った求人を探してくれる
面接の日程などまで調整してくれる
病院に年収や待遇の交渉をしてくれる場合もある
業者によっては履歴書の書き方や面接のコツも教えてくれます。
メリットだけでなく、デメリットもありますよね。
紹介料が高いため、病院側は一般採用よりも雇いたくない
条件がいい病院、人気の病院は募集していないこともある
短期間限定の条件では採用が少ない可能性がある
担当スタッフの能力によって左右されることも(そのような場合は会社を変えましょう)
「短期間」、「臨時職員」で探す場合は条件に見合わないことも多いかもしれません。
紹介会社は数多くありますが、私が経験したことある会社のみ紹介します。
ナースではたらこ
対応エリア:全国
特徴:担当者が履歴書の添削もしてくれます。初めての転職でもアドバイスが多くて安心です
マイナビ看護師
対応エリア:全国
特徴:転職したらそれでサポート終了ではなく、転職後の「お客様相談室」があるなど、転職後のフォローまでも充実しています。
今回は代表のサイト(実際に私達が利用してオススメできたサイト)をあげましたが、そこでも満足できない場合は他にもたくさんサイトがあるので検討してみてください。
私の場合は、今回の転職はこちらからの紹介ではなく、「人材派遣」にしましたけどね。
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まとめ
今回は私に2回目の転職活動が生じたため、実際に行った行動を含めつつまとめてみました。
こうやってみると看護師は転職しやすい職業ですし、転職する方も多いことがわかります。
「短期間」「臨時職員」の場合は、正規職員での転職活動より行いにくいと思いましたので、今回まとめた方法を参考にしてもらえたら幸いです。
どうせ転職するなら条件がいいところで働きたいですよね。