今回は一般的な相場を把握するためにも、国のデータが示している「看護師の平均収入」を確認してみたいと思います。
本来は自分の年収、手取り月給と、固定費をふまえて、資産運用を考える必要があるので、あまり他人の給料は関係ありません。
それでも、同じ看護師をしていて、自分の給料が低いのか高いのか気になりますよね。
また、転職する目的として給料は大きな要因になります。
まずは一般的なデータから確認して、自分の年収についても確認していきましょう。
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看護師の平均収入
結論からいうと、
年収:約480万円
月収:33万円
ボーナス:82万円
*平均年齢39.3歳
*手取りではなく、所得税などを控除する前の額です。
となります。(「平成30年賃金構造基本統計調査」より)
ちなみに、年代別の月収と年収も確認してみます。
男女差はある?
看護師の特徴として、職種による給料ですので男女差はないと思います。
「平成30年賃金構造基本統計調査」などのデータをみると、若干男性看護師のほうが給料が高いですが、「家族手当」などが加味されているだけで、基本的な収入は同じだと思います。
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自分の年収の把握:源泉徴収票の見方
そもそも自分の正確な年収を把握されているでしょうか?
このようなデータで示される「年収」は「手取り」の給料とは違います。
給与の総額=年収は、所得税や健康保険や年金が引かれる前の金額ですので、実際に実感する手取りとは違いがあります。(なんかもっともらっていない感じになりますよね)
実際の年収は会社(病院)から年末に配布される「源泉徴収票」で確認できます。
これが実際の源泉徴収票です。(平成の書式ですが見ているところは大きくかわりません)
ここの赤丸で示す「支払い総額」が年収になります。
しかし、実際の手取りはオレンジ枠の税金などを引かないといけませんので
手取り=「支払い総額(年収)」ー「源泉徴収税額(所得税)」ー「社会保険料などの金額(健康保険と年金)」
となります。
このように、年収と手取りは別で考えないといけません。
別職種との比較
「看護師=収入がいい」という印象はありますが、実際にはどうなのか別職種と比較してみます。
ただ、別職種との比較はかなり難しく、現在でいえば、IT関連や外資系、ネットビジネスなど、全く人によって収入が違う職種も多いです。
ですので、今回は「平成30年賃金構造基本統計調査」などで報告されるような一般職と比較しています。
看護師:約480万円
看護師(女性):約470万円
別職種全体:約497万円
別職種全体(女性):約382万円
統計の仕方によってもずいぶん変わってきますが、このデータからは看護師は特に給料が高くないことがわかります。
しかし、「女性の中では稼げる職業」は当てはまるかもしれないですね。
「子育て」などをしながらでも、時短をとりながらでも、手当も充実していて、相対的に女性のなかでは年収は多い方なのかもしれません。
けど、このデータをみて、看護師側の意見で言ってしまうと、仕事内容、精神的ストレス、夜勤などの体の酷使を考えても、給料は割りに合わないと思ってしまうのは私だけではないと思います・・・
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決められた給料から資産形成へ
看護師を行っていても、どんな職種で行っていても、一般的な仕事であれば年収は近いところがあると思います。
そんななかで、「経済的自由度を高める」「お金に縛られない生活」「豊かな老後」などを目指していくのであれば、収入のなかから、いかに資産を作っていくかが重要になってきます。
資産形成についての考え方は奥深いですが、普遍的で一般的な方法は以下のサイトにまとめていますので参考にしてみてください。
また、金融リテラシー(お金の考え方の知識)をつけるには、オススメの書籍が多くありますが、以下の書籍も代表的なものなので参考にしてみてください。
給料にとらわれすぎず、好きな仕事をしながら賢く運用していきたいですね。
まとめ
今回は一般的な看護師の平均年収をまとめてみました。
「看護師=収入が高い」といえないかもしれませんが、少なくとも収入の低い職業ではありません。
なにより、「社会的信用が高く」、「転職先も豊富」という点ではどの職種よりも優れていると思います。
自分の年収をみつめながら、そのなかで賢く運用していくことが経済的自由への近道だと思います。(私はそれを信じて行動しています)
今回のデータを参考に転職を考えることも必要かもしれませんが、決まった年収でできることを考えるのも重要で楽しいと思います。
少しでも資産の形成に参考になれば幸いです。
“看護師の給料(収入)の平均は?源泉徴収票から自分の年収も理解” への1件のフィードバック