周りの5人が自分の成長を決める!?ジム・ローンの格言より

「働く職場は成長のために重要」

「付き合う友達は考えなさい」

 

など、親や周りの先生などから言われたことはありませんか?

正直言ってとやかく言われると反発したくなりますよね。

私もそんなことはあまり気にしていませんでした。

 

医療現場で働いて10年以上経っていると様々な人をみます。

もちろん新人は日に日に成長します。できないことだらけですからね。

でも、ある程度経験を積むと全く成長が見えなくなる看護師など医療スタッフも多いです。

・・・自分のせいだけなのでしょうか?

 

「周りの環境」は関係ないでしょうか??

 

「自分は周りの5人の平均になる」ととてもシンプルな教えを説いている、アメリカの「ジム・ローン」という有名な起業家、啓蒙家がいます。

 

シンプルなものの、医療現場での成長にも十分反映できるので、この考え方を紹介したいと思います。

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ジム・ローンの格言:自分は周りの5人の平均になる

“You are the average of the five People you spend the most time with.”

”あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる”

Jim Rohn

 

ということを、「ジム・ローン」は語っているようです。

アメリカでは有名な言葉なのですが、日本ではそれほど知られていないですよね。

 

人間は「常に周りの影響をうけてしまう」という法則があります。

これは人間で有る限り仕方ないことなのですが、少し解説していきます。

 

人間は一度無理だと思うと、行動するのを諦めてしまいます。これを心理学用語で「学習性無力感」といいます。

しかも周りの人間に影響されることが人間の特徴で、周りの人が「そんなことをしても意味がない」「お前には無理だ」など、マイナスのことをいっている人々と触れていると、自分もそのようになってしまうのです。

逆に言えば、周りが「勉強熱心」「情熱家」など、積極的な人々だと自分も自然とそのように積極的になっていくようです。

成長するための法則:自分がなりたいと思う人の近くにいく

友人でも職場の上司や同僚でも、別の病院のスタッフでも、その方の属性は関係ないですが、「自分がなりたい人」「前向きな人」と一緒にいると、自分の考えをプラスに変えてくれます。

このような方々は、「もっと良くするにはこうする」「挑戦する」「日々努力をする」など、自分を成長する刺激を与えてくれます。

 

自分の小さな世界の常識を変えてくれる人物に出会えることが、自分の視野を広げてくれます。

自分の仕事と直結しなくても、このマインドに触れることが自分の刺激になり、モチベーションに変わります。

 

「人間は周りの人の影響を受けてしまう」「周りの5人の平均が自分になる」という法則があるのであれば、その場に身を置くだけで自然と成長できていく(成長しようとモチベーションが湧く)のです。

簡単な方法といえば簡単な方法ですよね。

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仕事(医療現場)で応用するコツ

医療現場に当てはめた場合のコツについてまとめました。

職場を変える、医師など多職種と交流してみる

もし自分の職場にやる気のない看護師ばかりだとか、尊敬できる医師などがいない場合は職場を変えることが簡単な手段です。

病院や施設など医療レベルによってモチベーションに影響がでそうですが、人間の特性としては周りの人々の影響が重要です。

そのため、いくら総合病院のような医療水準が高い職場でも、環境によっては成長することが難しい場所もあるかもしれません。

 

働きやすい職場=楽な職場ではなく、「成長したいと思っている人が多い職場」にいくと自分も成長しやすくなります。

 

また、自分が看護師であれば看護師とばかり付き合うのではなく、医師や多職種で意欲のある尊敬ができる方がいるのであれば、その方々と交流していくこともとても重要な方法だと思います。

セミナーや勉強会(交流がとれるもの)に参加する

職場を変えなくても、自分の周りの人を外に求めることもできます。

意識の中で、積極的な外の方々とつながっていると思うだけで、全然違います。

 

セミナーや勉強会でつながるのが最もわかりやすいですが、ただ受講するのではなく、その先生方とつながらないといけません。

無駄な飲み会などはオススメしませんが、そのような会の交流会では、「成長を続ける方々」と繋がり、自分の成長を後押ししてくれるかもしれません。

本を読む

自分のマインドから成長させるには、身近な人にこだわる必要はありません。

様々な偉人は「本」という形で、私たちに「マインド」や「成功する法則」などを教えてくれます。

例えば、1万円札になるような「福沢諭吉」「渋沢栄一」、事業化の「ビルゲイツ」「スティーブ・ジョブス」「孫正義」などの成功者を周りに置くことができます。

医療従事者の本でなくても、成長する要素はいくらでも与えてくれます。

 

自分の周りに「本」で触れた偉人たちを置くことで、間違いなく自分にとって積極的なモチベーションを与えてくれます。

本が最も安くて効率的な自己投資と呼ばれる所以ですね。

 

どのような職場でも成長できる方は、勉強会にでたり、本などを周りの5人として成長し続けているのかもしれません。

まとめ

  • 成功哲学の1つに「周りの5人の平均が自分になる」という格言があります。
  • 医療従事者にも当てはまる哲学だと思われますし、10年以上周りの人々をみてもダメな環境ではなかなか芽がでません。
  • 意欲的な職場へ転職する、勉強会に積極的に参加してコミュニティを広げる、本を読むなど、により周りの人々を変えることができます。

 

10年以上臨床現場で働いていて、すごく実感できる格言でしたので紹介してみました。

今日からでもできる方法として「本」を読むことはとてもオススメです。

最近はYouTubeなどでも偉人に触れる機会は増えていますので、本を読む時間がない方は動画もオススメです。

 

このままでは成長できないと思っている方は、考え方を変えてくれる方法ですので参考にしてみてください。