学術論文や学会発表へのEZR(使用統計ソフト)の記述例

学会発表をする際の抄録やポスター、学術論文の執筆では、「統計解析方法」を記述します。

統計解析方法を記述する際には、使用した統計解析ソフトを明らかにする必要があります。

論文を読んでいると必ず記載されていますよね。(正当な解析をしたと証明するためです)

SPSS(有料)などはメジャーですので、記載も多く、自分が作成するときの記載方法も参考になると思います。

EZRは無料ですが、信頼性が担保されていますので、学会発表はもちろん、論文投稿でも使用できます。

 

ただ、初めて使用するとどのように記載するといいか迷うと思います。(私がそうでしたので)

SPSSほどの投稿数ではないため、参考になる論文を探すのが大変なので、今回は以下に論文や抄録記述例を提示してみました。

実際に論文で使用されている記述方法ですので参考にしていただけたら幸いです。

*ただ、世界的な知名度は高くない統計ソフトなので、EZRについての説明論文を引用に使用した方がいいと思います。引用論文についても以下に記載します。

<日本語論文の記述例>

【統計解析】すべての統計解析にはEZR1)を使用した。EZRはRおよびRコマンダーの機能を拡張した統計ソフトウェアである。(なお統計処理はPearsonの〜などと続きます)

 

<英語論文の記述例>

All statistical analyses were performed with EZR1),which is for R.More precisely,it is a modified version of R commander designed to add statistical functions frequently used in biostatistics.

 

<引用論文>

1)Kanda Y.Investigation of the freely available easy-to-use software ‘EZR’ for medical statistics.Bone Marrow Transplant.2013;48:452-8.

簡単ですが、このような記載方法を行うといいと思います。

学会発表や論文作成の参考になれば幸いです。