参考文献リスト:日本語論文スタイル【Mendeley便利機能】

今回は無料で高機能な文献管理ソフトである「Mendeley」の便利機能について1つ紹介したいと思います。

「参考文献リスト:日本語論文スタイルをインストール」する方法になります。

Mendeleyのたいへん便利な機能として、参考文献リストを簡単につくれることがあります。

しかし、「引用スタイル」は様々な規格があり、投稿論文などでも違ってきます。

今回は日本語論文の引用スタイルの基本である「SIST02」に対応するようにインストールする方法をお伝えします。

 

Mendeleyについては以下のサイトにまとめています(引用スタイルについても含む)ので参考にしてください。

文献管理ソフト Mendeleyの使い方〜簡単な論文管理〜

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Word(ワード)を利用した参考文献リストの作成

Wordのプラグインを使用すると、Mendeleyを使用して簡単に参考文献リストが作成できます。

参考文献リストとは、以下の図のようなものですね。

こんな感じで論文や研究計画書、総説、自分なりのまとめを作る時にも大変便利です。

プラグインのインストールなどは以下を参考にしてください。

文献管理ソフト Mendeleyの使い方〜簡単な論文管理〜

「SIST02」とは

「SIST02」とは、論文に参照文献・引用文献を記載する際に、投稿先ごとに記載形式のばらつきが生じないように標準的な書き方を示した基準(規格)のことです。

学術情報の記述方式、構成や様式についてさまざまな基準を定めた科学技術情報流通技術基準(SIST:Standards for Information of Science and Technology)のひとつとして、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が策定しています。

「参考文献の役割と書き方:科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」がPDFで無料配布されています。

Mendeleyを使って、これから記載する方法を行えば、簡単にこの基準に従った、参考文献リストを作成できます。

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日本語論文引用スタイル「SIST02」をインストールする

まずは、引用スタイルをインストールしていきます。

Word2016であれば、プラグインをインストールすると、「参照設定」のなかに、「Style」という項目があります。

以下の図では、Style:Natureになっています。

このStyleをプルダウンすると、デフォルトで入っているスタイルを選べます。

今回は「More Styles」を選択しします。

次に以下の画面のように「Get  More Styles」を開き、検索窓に「SIST02」と入力します。

入力すると、「SIST02(Japanese)」が検索結果として表示されます。

「SIST02(Japanese)」を選択すると、「Install」ボタンが表示されますので、これをクリックします。

インストールが終了すると、「Installed」のなかにSIST02(Japanese)が追加されていますので、「Use this Style」をクリックします。

クリックすると、「SIST02(Japanese)」が追加完了しますので、これで参考文献スタイルが変更できます。

参考文献スタイルを作成、変更する

インストールが完了したら、早速このスタイルを使用してみます。

以下の図は、別スタイル(American〜)で参考文献リストを自動作成したものです。

Styleをプルダウンして、「SIST02(Japanese)」を選択します。

選択すると自動で全ての参考文献リストを以下の図のように変更することができます。

投稿雑誌を変更して、参考文献スタイルの変更が必要なときなども、ここを変更するだけで一瞬で変更してくれますので、大変便利です。

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まとめ

今回は「参考文献リストの自動作成」の際に使用するスタイルを「SIST02(Japanese)」に変更する方法についてまとめました。

投稿雑誌などによって、スタイルの規定がありますが、「SIST02(Japanese)」は日本語論文を書く際などに使用することもあるかと思いますので、今回記載しています。

簡単にインストールとスタイル変更ができますので、参考にしていただけたら幸いです。

無料なのに参考文献リストまで作成できる「Mendeley」は本当にオススメの文献管理ソフトです。

 

その他のMendeley便利機能は以下のサイトにまとめてありますので参考にしてください。

【Mendeley便利機能】まとめ