医中誌からメタデータをインポート【Mendeley便利機能】

今回は無料で高機能な文献管理ソフトである「Mendeley」の便利機能について1つ紹介したいと思います。

「医中誌Webからメタデータをインポート」する方法になります。

論文を探していて、原文のPDFではなくてもタイトルやアブストラクトなどが記載されているメタデータのみ保管したいこともあると思います(引用文献リストにも使えますし)

そんな時に便利な機能なので簡単に紹介します。

 

Mendeleyについては以下のサイトにまとめていますので参考にしてください。

文献管理ソフト Mendeleyの使い方〜簡単な論文管理〜

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医中誌Webから対象論文を決定する

まずは医中誌にログインします。

ログインしたら調べたいテーマで検索式を作成します。

今回は「心不全」「歩行速度」をANDでつなぎ、さらに原著論文にしぼりました

ちなみに検索式の「OR」「AND」「NOT」の使用イメージを以下に図式化していますので参考にしてください。

このように「AND」を使用して、今回の検索式は「心不全」「歩行速度」「原著論文」が全て該当する論文を絞り込みました。(以下のように23件となっています)

表示された全ての論文が必要ではないと思います。

抄録をみながら、必要な論文を以下の図のようにチェックをつけていきます。

医中誌WebからMendeleyにダイレクトエクスポートする

次に、チェックをつけたら、以下の画面に表示されている「ダイレクトエクスポート」を選択します。

「ダイレクトエクスポート」をクリックすると以下の画面が表示されますので、一番下の「Mendeleyへのダイレクトエクスポートを実行します」をクリックします。

ボタンをクリックすると、別タブで以下のようなMendeleyの取り込みページが開きます。

全ての論文を取り込みたければ、「Select All」をクリックしてもいいですし、再度選択する場合は個別にチェックをいれていきます。

チェックを入れたら、「Import」をクリックします。

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Mendeleyで確認

「Import」が終了したら、ウェブライブラリで確認してみます。

赤丸のところをクリックすると飛ぶことができます。

*この画面は「Mendeleyデスクトップ」ではなく、「Mendeleyウェブ」になっています。

(Mendeleyデスクトップへの反映は後述します)

「MY LIBRARY」のなかの、「Recently Added(最近インポートした文献)」フォルダを選択すると、先ほどインポートした文献を確認することができます。

これで確認できたと思います。

同時に「ALL Documents」にも取り込まれていますし、必要であればフォルダ管理をしておくと便利です。

英語論文と混ぜたくなければ「日本語論文」などのフォルダを作成してもいいかもしれません。

MendeleyウェブからMendeleyデスクトップへの反映

これまでの作業はMendeleyウェブでの作業になっています。

どちらを利用してもいいのですが、「Mendeleyデスクトップ」で作業を続けたい場合は、ただ同期すればいいだけです。

(私は「Mendeleyデスクトップ」が引用文献もつくれて、使いやすいです)

「Mendeleyデスクトップ」画面の「Sync」をクリックします。

インターネットに接続していれば、これだけで先ほど医中誌から取り込んだ論文が反映されるので、とても簡単です。

これでデスクトップ版に反映されますので、日本語論文を使用した引用文献リストも作成できます。

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まとめ

今回はMendeleyの便利機能として、「医中誌」からのメタデータの取り込みをまとめてみました。

PDFとして保存管理するだけでなく、メタデータとして保管するだけでも文献の整理にもなりますし、論文や総説を記載する際の「引用文献」リストを作成する際にも重宝します。

使い方がわかると簡単にできて、便利ですので、参考にしていただけたら幸いです。

 

その他のMendeley便利機能は以下のサイトにまとめてありますので参考にしてください。

【Mendeley便利機能】まとめ