資産運用では株式長期保有が重要な事実【看護師の資産運用】

「資産運用」

と聞いただけで、「他人事」であり、「自分には関係のないこと」、「怖いこと」と思う看護師は多いのではないでしょうか。

 

確かに専門学校や大学では習ってきませんし、日本の義務教育では全くと言っていいほど教えません。

就職して社会人になり、資産管理に触れるようになっても、日々の業務に追われ、資産形成はおろか、保険などもよくわからず、営業担当のかもになってしまっている人も多い現状です。

しかし、看護師だろうとだれであろうと自分の将来を考えていくうえで、資産運用・資産形成は考えないといけない重要な内容です。

普段は医学知識や技術を学ばないといけない看護師ですので、簡単に理解できて一生損をしないために重要な事実について今回は紹介したいと思います。

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資産の現実を表す重要な図

今回知っておきたいことはこの図1枚だけです。

と言われても・・・????

 

ってなってしまった方もよくわからなくて大丈夫です。

簡単に理解することができます。

そして、この図を理解することが資産運用の鍵になります。

 

ちょっと古いデータですが、1802年〜2011年におきた資産の変動が書いてある図です。

ここからわかる重要な事実は、

Stocks「株式」だけが、直線的に価値が上昇していることがわかります。

その次にBonds「債券」も上昇しましたが、半世紀近く平行線です。

理解して欲しいのはDollar「現金」の価値が半世紀前から下がり続けていることです。

 

ということは、自分の資産の大半を現金(銀行預金など)で保有し続けることが自殺行為に近いことがわかると思います。

現在の日本ではインフレの実感はないかもしれませんが、世界全体でこのような現実であることは紛れもない事実なのです。

 

この事実を知っているだけで、資産運用は「株式」「長期保有」することが最も重要であり合理的であることがわかると思います。

株式長期保有の効果

この図をもとに、もう少しわかりやすくシュミレートしてみたいと思います。

図にあるように、世界の株式は6.7%で成長し続けていることがわかります。

 

*ある看護師さんを例に現金VS株式長期保有を比較してみたいと思います。

看護師Aさん(30才)の手取りは25万円です。

頑張って毎月3万円の余剰資金をつくり、60才の定年までコツコツ貯蓄できるとします。

①現金で貯蓄を続ける(銀行預金ですが、金利は限りなくゼロに近いので考えていません)

②株式の長期保有で6.7%の運用を続ける(利益は全て再投資)

この2つを楽天証券の「積立かんたんシュミレーター」を使って図にしてます。

①現金で貯蓄を続ける

毎月3万円でもコツコツ貯めると大きな金額になりますね。

②株式の長期保有

図の通りに6.7%で運用できたとします。

*ここでは運用で得られた利益は再投資していますので、複利効果も含まれています。

①に比べて2300万円も増えていることがわかると思います。
長期に運用することがどれだけ効果があるかは一目瞭然ですよね。
ポイントは運用益を再投資していますので、複利効果が働いていることです。
この複利はアインシュタインが「人類最大の発明」と宣言しているほど重要な効果があります。
これだけの効果があるので、資産の運用に「株式」「長期保有」が最も重要であることは理解できるとおもいます。
といっても、リーマンショックを代表するような株式の大暴落があるのが株式の怖いところです。
しかしこの図は2008年のリーマンショックを迎えても2011年には上記の結果ですので、やはり現金よりは断然安全なことがわかると思います。
実際は、株式だけでは資産変動も大きく、いざというときに対応できないため、債券や現金と組み合わせて運用することが安全ともいわれています。
6.7%の運用は現実的ではありますが、攻めた運用です。
守った資産運用では3%が目安になっていますので、仮に3%で運用したらどうなるかも載せておきます。
3%運用

だいぶパワーはおちますが、それでも700万円近く増えたことになります。

現金を長期保有することのデメリットを理解できると思います。

(現金の場合、増えないだけでなく、現金の価値が減っていく「インフレ」も考えないといけません)

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若者は株式オンリーでも大丈夫

手持ちの現金を全て「株式」に回すことは全く進めません。

生活防衛資金がないと資産運用ができないので、それに関しては以下のサイトを参考にしてください。

【看護師の資産運用】まずは生活防衛資金を貯めよう!

 

若者は老後までの「時間」が豊富で、長期保有できますので、〜ショックでも株式は書い続けることで間違いなく利益はあがっていきます。

時間をとれる若者はアセットアロケーションを「株式」オンリーでも大丈夫といわれる理由がこれになります。

*資産の配分をアセットアロケーションといいます。

このように運用期間を長く確保可能であるほど、アセットアロケーションの大半を株式で運用すべきなのが理解できると思います。

まとめ

看護師であろうと誰であろうと重要な資産運用ですよね。

特に現金を持ち続けることの危険性と、「株式」を持つことの安全性が理解できたと思います。

「株式」といっても、適当な株を売買するのではなく、全世界や全米株式のインデックスファンドを「長期保有」することが資産運用の基礎であり全てであるとも言われています。

 

今回は1枚の図から、最も重要な事実をイメージしていただきたくてまとめてみました。

参考にしていただけたら幸いです。

最後に、オススメの証券会社と書籍をご紹介しておきます。

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オススメの証券会社

証券会社はネット証券以外あり得ないです。(手数料や使い勝手全てにおいて)

その中でもオススメの証券会社を紹介します。

①楽天証券

②SBI証券

興味があれば、リンクを貼ってありますのでホームページで確認してみてください。

オススメの資産運用書籍

有益な書籍は様々ありますが、

バイブルと呼ばれている良書と、日本人(ブロガー)が書いたわかりやすい書籍を紹介します。